BONEZ

AN INVENTION BORN IN THE KITCHEN

01 — Thirty-Six Hours

栄養とおいしさの両立

ボーンブロスは、骨を長時間煮込むことで、その中に含まれるさまざまな成分を抽出する、古くから受け継がれてきた滋養食です。

私たちが目指したのは、品質と栄養の両面において、これまでにないボーンブロスをつくることでした。

牛骨と水の割合、牛骨の産地、煮込み時間。
条件を変えながら、実に数十通りもの組み合わせを繰り返し検証しました。

そして辿り着いたのが、36時間という煮込み時間です。

じっくりと時間をかけて煮込むことで、骨が持つ成分を可能な限り引き出す。私たちは、そこにひとつの答えを見つけました。

しかし、その先に新たな壁が立ちはだかります。煮込み時間を長くするほど、スープは白濁し、脂質や雑味も増えていく。

栄養を追求すればするほど、おいしさから遠ざかってしまう。

栄養を取るのか。おいしさを取るのか。
BONEZの開発は、ここからさらに難しい挑戦へと進んでいきました。

02 — Clarifier

CHALLENGE

36時間煮込むことで、骨の持つ成分をできる限り引き出す。しかしその一方で、スープには脂質や微細な固形物が溶け込み、白く濁り、雑味も生まれていきます。

この濁ったスープを、栄養をできるだけ残したまま、おいしいスープへと昇華させることはできないか。そこで私たちが辿り着いたのが、フランス料理で古くから受け継がれてきた「クラリフィエ」という技法でした。

クラリフィエとは、コンソメなどをつくる際に用いられる、スープを澄ませるための高度な調理技術です。卵白、鶏ひき肉、香味野菜などをスープに加え、ゆっくりと加熱していくと、熱によって卵白などのタンパク質が凝固しながら、スープの中を漂っていた微細な濁りや不純物を巻き込み、ひとつの層となって浮かび上がってきます。

その層を通して、スープを静かに、丁寧に澄ませていく。すると、それまで白く濁っていたスープは、驚くほど透明感のある、美しい琥珀色の液体へと変わっていきます。

単に「ろ過する」のではありません。料理人が火加減や温度、時間を見極めながら、不要なものを取り除き、旨味を磨き上げていく。それが、クラリフィエという技法です。

36時間という長時間抽出によって得られたものを、今度はフランス料理の技術によって研ぎ澄ませる。

「栄養を引き出す技術」と「おいしさをつくる技術」。この二つを掛け合わせたところから、BONEZ独自の挑戦が始まりました。

03 — The Challenge

私たちがクラリフィエを取り入れたのは、まず何より、BONEZをより美味しく、澄んだ味わいのスープに仕上げるためでした。

ところが、開発を進めるなかで、ひとつの気になる研究文献に出会います。そこに示されていたのは——

クラリフィエを行うことで、スープ中のタンパク質が減少する。

考えてみれば、不思議なことではありません。クラリフィエとは、卵白や鶏ひき肉などを使い、スープの中に浮遊する脂質や微細な物質を凝集させ、それを取り除くことでスープを澄ませる技法です。つまり、美味しさや透明感を生み出す一方で、せっかく骨から抽出したタンパク質まで一緒に取り除いてしまう可能性がある。

それでは、BONEZが目指している「美味しさと栄養の両立」にはなりません。そこで私たちは、専門機関に依頼し、クラリフィエを行う前と後のBONEZについて、栄養成分を詳しく分析しました。

すると、予想とは異なる結果が出ました。

  • 脂質は減少
  • タンパク質は減らずに微増
04 — The Answer

THE ANSWER

なぜ、BONEZではこのようなことが起きるのか。さらに研究を進めていくなかで、その理由につながるひとつの特徴が見えてきました。

BONEZは、骨を長時間煮込むことで、骨などに含まれるタンパク質を、より小さな分子へと変化させていました。

その結果、クラリフィエによって脂質や濁りの原因となる成分が取り除かれていく一方で、低分子化したタンパク質はその「網」をすり抜けるように、液体の中に残ることができたのです。

美味しさのために取り入れたクラリフィエが、不要な脂質を取り除きながら、長時間抽出によって生まれたタンパク質をスープの中に残す。

これは、最初から私たちが予想していたことではありません。長時間煮込みとクラリフィエを組み合わせ、その変化をひとつひとつ検証していく研究のなかで、私たちが辿り着いた、BONEZならではの結果でした。

05 — The Patent

おいしさと栄養の両立を追い求めた結果が発明として認められました。

  1. 2026.03.27

    PCT国際出願 完了

    海外での展開も見据え、国際出願を完了。

  2. 2026.06

    日本で特許として認定

    BONEZの製造方法は、日本で特許として認められました。

特許証 特許第7882563号 高栄養スープの調理方法

栄養を優先して、美味しさを諦めない。美味しさを優先して、素材の可能性を諦めない。その二つを両立させようと、料理人が技術を積み重ねていった先に、結果として従来の常識とは異なる現象が生まれました。

脂質などの不純物は減り、タンパク質は増える。

その「予想外の結果」が、BONEZという発明の大きな証明になったのです。素材の命に、料理人の技術と思想を重ね、美味しさを超えた可能性を引き出していく。

BONEZの特許は、ガストロノミーから生まれた発明です。

Now, BONEZ
meets you.

今だからこそ、この一滴に。カラダに向き合うすべての人へ。

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